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Luca Suzumoto(ルカ・スズモト)

スローフードの本場であるイタリアでその精神を学び、九州の上質な食材と季節感を味わう料理を提案。ソムリエ資格を持つ鈴本紀彦シェフが料理に合うようにとセレクトしたワインとともに楽しみたい。「福岡・佐賀・長崎ミシュランガイド2019」ビブグルマンを獲得。

中央区 イタリアン・フレンチ

平均予算:昼2,500円、夜8,000円

  • #自家製パスタ
  • #昼営業
  • #イタリア料理
  • #薬院・平尾
鈴本 紀彦

平成5(1993)年卒業/調理師科2年コース

鈴本 紀彦 氏オーナーシェフ

1972年生まれ、福岡県福岡市出身。高校を卒業後、中村調理製菓専門学校へ。卒業後は福岡市内のホテルやレストランで修業を重ね、その後渡伊。スローフードの本場でその精神を学び、ミシュラン1ツ星レストランなどで研鑽を積む。帰国後は「ラ・ヴィレッタ」(福岡・薬院)でオープンよりシェフを務める。イタリア料理とワインを身近に楽しんで欲しいとの想いで自らソムリエ資格を取得し、2012年4月、『ルカ』をオープン。

 

——鈴本さんが料理人を志したきっかけを教えてください。
ある時期から「大学に進学して何をするんだろう?」と漠然と思っていたんです。子どもの頃から手仕事が好きで、料理人か美容師かなと考えたのですが、お客様とずっとお話しするのもあまり得意ではないし、美味しいものを食べることが好きだったので、料理人という道を選択しました。
 
——ナカムラ時代のエピソードなどはありますか?
1年生の夏、沖縄のリゾートホテルへ研修に行ったのですが、とても楽しくて、10日間の予定でしたが、気づけば1ヶ月いました。現場を経験し、学校よりも現場で学びたいと思うようになり、「学校を辞めて就職します!」と宣言したのですが、担任の先生から引き止められました。今振り返ると、あのとき止めてもらって本当によかったと思います。2年生の研修は「サーラカリーナ」へ。性格的にイタリア料理が合うなと感じ、卒業後はイタリア料理に進むことを決意しました。
 
——卒業後はどのようなキャリアを築いてこられたのでしょうか。
まずは洋食の基礎を学ぼうとホテルに就職したのですが、大きなところで玉ねぎをずっと剥いているだけというような仕事が自分には向いていないと感じ、街場のレストランへ移りました。そこで出会ったシェフのもとで勉強させていただいていく中で、「20代後半にはイタリアへ行こう」と考えるようになり、お金を貯めるために居酒屋でも働いたりもしましたね。イタリアに渡った後は、ウンブリアやボローニャ、クーリアなど、イタリア中部を中心に研鑽を重ね帰国。「ラ・ヴィレッタ」(福岡・薬院)のシェフを5年半ほど務めさせていただき、2012年4月に『ルカ』をオープンさせました。
 
——『ルカ』はどのようなお店なのでしょうか。
トラットリア以上、リストランテ未満のお店でありたいと考えています。イタリアでは、その土地の季節を肌で感じ、その土地の食材を活かすことを学びましたので、自分が食べて納得できる九州産の食材を使い、その食材をおいしさを活かした料理をご提供させていただいています。といっても、肩肘張らず、気軽に楽しんでいただきたいので、トラットリアのような雰囲気をめざしています。また、料理とともにワインも味わっていただきたいので、自らソムリエの資格を取り、料理との相性のいいワインもご提案させていただいています。
 
——最後に。今後のビジョンを教えてください。
一人でやっていますが、伝えたいことをストレートに伝えられることは、わかりやすくていいなと思っています。一方で、今後はお店にお越しになられない方にも『ルカ』の料理を楽しんでいただきたいという想いもあります。安心・安全な食材で作った惣菜を、ご自宅でも楽しんでいただけるようなことができたらいいですね。
 
——ありがとうございました。
 

人生、無駄なことはありません。大切なのは、今を一生懸命に生きることです!

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