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ごはんや飯すけ

福岡市都心部の大手門の路地裏に佇む魚料理専門店。コスパが良くシンプルに魚が楽しめる店として同業者からも一目を置かれる存在に。定食店でありながらミシュラン掲載店というのも納得の実力店である。

中央区 和食

平均予算:昼1,000〜2,000円、夜1,000〜5,000円

  • #昼営業
三宅 悠介

平成17(2005)年卒業/調理師科1年コース

三宅 悠介 氏店主

1985年生まれ、福岡県出身。魚を食べることが好きで、中村調理製菓専門学校を卒業後は、魚を学ぶために「萩本陣」(山口)へ就職。その後、「なだ万」(東京)、「ホテル櫻井」(草津温泉)を経て帰福。「このめ」(福岡・白金)で4年間働いた後、2016年1月に地元・福岡に『ごはんや飯すけ』を開業した。

 

——三宅さんが食の世界を志したきっかけを教えてください。
中学生の頃から手に職を付けたいと考えており、料理人か美容師になろうと思っていました。高校は進学校に進んだのですが、途中で辞めてしまって。定時制に通いながら、飲食店でアルバイトをしたことがきっかけで、この世界を志すようになりました。
 
——ナカムラを選んだ理由は? また、学生時代の思い出を教えてください。
地元・福岡で料理を学ぶならナカムラがいちばんと思っていました。ただ私自身は、学生時代はあまり真面目な生徒ではなかったと思います。調理実習だけは誰よりも真面目にしっかり学びました。校外研修も楽しかったですね。
 
——卒業後はどのようなキャリアを築いてこられたのでしょうか。
入学した頃はイタリア料理に進もうと考えていたのですが、途中から和食がいいなと思うようになりました。年齢を重ねていったとき、おじいちゃんになってパスタを作り続けるよりも、ご飯とお味噌汁を作り続けたいなって。もともと魚を食べることが大好きでしたので、魚を覚えたいと先生に相談したところ、「厳しいところだけど、山口の『萩本陣』がいいよ」と勧められ、卒業後は3年間『萩本陣』で修業させていただきました。その後は「なだ万」(東京)や「ホテル櫻井」(草津温泉)で研鑽を重ね、26、7歳のときに福岡に戻ってきました。30歳までには独立したいと考えていたのですが、それまでは裏方の仕事しかしてこなかったので、店づくりを学ぶため、「このめ」(福岡・白金)で4年間働かせていただき、2016年1月に『ごはんや飯すけ』をオープンしました。
 
 

 

——『飯すけ』はどのようなお店ですか?
コンセプトは「ご飯と魚が美味しいお店」です。朝獲れた魚をお刺身だったり、焼いたり、煮たり、それぞれのお魚に適した調理法で、シンプルに楽しんでいただきたいと考えています。そこに美味しいご飯とお味噌汁がついてくる定食が基本。夜はお酒もご提供しています。一人でも、お子様連れでも、さまざまなシーンで使っていただきたいですね。
 
——同業の方からも高い支持を集めていらっしゃいますが、どのようなところが評価されていると思いますか?
価格と質のバランスではないでしょうか。原価率が高いので、同業の皆さんはそこを分かってくださっています。
 
——ご飯の美味しさにも定評がありますね。
ありがとうございます。お米は全国各地から美味しいと思うものを取り寄せていて、常時4種類置いています。お米をセレクトするポイントは味が濃いもの。メインのお魚に負けないよう、しっかりと味のあるお米を選んでいます。
 
——最後に。今後について教えてください。
今、計画中なのは、出汁を使ったお店です。これだけ魚を使っているので骨などが余ってしまうので、それを活用できたらいいなと思っているんです。これからも面白いことをしていけたらいいですね。
 
——ありがとうございました。

 

これまでを振り返ってみて思うのは、若い頃にもっと食べ歩きをしておけばよかったということ。就職するとしばらくはなかなか自由な時間を取ることができません。学生時代は時間があるので、学生の皆さんは今からいろんなお店を食べ歩いてほしいと思います。また、就職先は妥協せず、県外や海外などにも積極的に行ってほしいですね。外に出られるのも若いうちです。ナカムラ出身であることを最大限に活かして就職先を選択してほしいと思います。


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