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讃岐うどん 茶ぶ釜

店主・岩村定徳さんの料理人としてのスタートはイタリア料理。その後、讃岐うどんにハマり、東京の人気うどん店6年間で修業した後、2014年4月にオープン。イタリア料理時代の経験が活きた季節限定の創作うどんなど、独創性の高いメニューを求めて訪れるファンも多い。

中央区 ラーメン・うどん

平均予算:昼900円〜、夜1,500円〜

  • #うどん
  • #日本酒
岩村 定徳

平成14(2002)年卒業/調理師科1年コース

岩村 定徳 氏店主

1978年生まれ、宮崎県出身。大学時代のアルバイトがきっかけとなり飲食の世界へ。大学を卒業後、中村調理製菓専門学校へ進み、卒業後はイタリア料理店で経験を積む。香川でうどんを食べ歩いたとき、うどんの美味しさ、奥深さに魅了され、うどんの道を志す。『東京麺通団』で修業し、福岡へ。2014年4月、『讃岐うどん 茶ぶ釜』をオープンした。

 

——岩村さんが食の世界を志したきっかけを教えてください。
大学時代に飲食店でアルバイトをしていて、飲食の世界に魅力を感じました。大学を中退してお金を貯めて専門学校で学ぼうと考えたのですが、両親から「大学は卒業した方がいい」と言われ、大学に在学しつつアルバイトをしながらお金を貯めて、大学卒業後にナカムラに入学しました。
 
——ナカムラ時代はどのように過ごされていましたか?
大学時代はアルバイトばかりしていて、大学にはほとんど行っていませんでしたので、勉強をしたという記憶があまりありません。けれど、ナカムラには目的を持って入学したので、とにかく勉強しました。学科と実習がありましたが、実習がとても面白かったことを覚えています。あっという間の1年間でしたね。
——卒業後はどのようなキャリアを築いてこられたのでしょうか。
大学時代のアルバイト先も西洋料理でしたし、卒業後はイタリア料理店に就職しました。あるとき、映画『UDON』を観て、香川へうどんの食べ歩きに行ったんです。そこでうどんの美味しさに魅了され、うどんの世界を目指すことに。東京の『麺通団』に入り、6年間、うどんのことを学ばせていただきました。福岡に戻ってからは、『福岡麺通団』でアルバイトをしながら開店準備を進め、2014年4月に『茶ぶ釜』をオープンしました。
 
——「茶ぶ釜」はどのようなお店ですか?
テーマは「お酒も飲めるうどん屋さん」です。もともとお酒は好きでしたが、最初のころは日本酒のことはあまり知らなかったんですよね。お店を始めてから酒屋さんに教えていただいたり、本を読んだりしていく中で、日本酒がどんどん面白くなっていったんです。最近は酒蔵を訪ねたりもしているのですが、自分が実際に訪れて好きになったお酒を紹介していきたいなと考えるようになりました。
 
——料理に関してはどのようにお考えですか?
食材の持ち味が出ていない、何を食べているかわからないというのはダメですね。食材の良さをクリアに表現することを意識しています。また、福岡は山も海も近く、動ける範囲に生産者の皆さんがいらっしゃいます。休日は生産者さんを訪ねたりもしています。
 
——「茶ぶ釜」さんといえば、ビシソワーズうどんなど創作うどんが有名ですよね。
はい。ありがとうございます。ビシソワーズうどんは、東京のうどん店で働いていたときに考案したものです。ある店舗の店長をさせていただいていたのですが、新メニューを考えることになって。そのメニューがとても評判がよく、独立したときは自分のお店でもメニューに入れようと考えていました。ビシソワーズうどんは毎年6月から10月ごろまでご提供させていただいているのですが、年々、変化しているんですよ。季節限定のうどんはシーズンごとに2種ずつ考えていますが、新しいメニューを考えることはとても楽しいですね。
 
——最後に。今後について教えてください。
うどんはもちろんですが、日本酒の魅力を伝えていきたいと考えています。日本酒をあまり知らない方にとっての入り口にもなりたいですし、日本酒好きな方にもぜひお越しいただけると嬉しいですね。
 
——ありがとうございました。
 

 

どのような道に進んだとしても修業時代は大変です。特に最初はきついと思いますが、その時期を乗り越えることができれば、どんどん楽しくなっていきます。頑張ってください。

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