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Chinese Kitchen 真心 -sin sin-

オーナーシェフの原田泰憲さんは、ホテルの中華部門で経験を重ね、路面店や百貨店内の店で副料理長や料理長を務めてきた。「ホテルなどで学んだ本格的な中華料理をリーズナブルな価格帯で楽しんで欲しい」との想いでこの店をオープンさせた。

九州 中国料理・アジアン

平均予算:昼800円〜、夜4,000円〜

  • #中国料理
  • #昼営業
原田 泰憲

平成4(1992)年卒業/調理師科1年コース

原田 泰憲 氏オーナーシェフ

1973年生まれ、福岡県出身。中村調理製菓専門学校を卒業後、ホテル日航福岡「鴻臚」に入社。足掛け10年以上学んだ後、福岡市内の路面店や百貨店内の店舗で副料理長や料理長として活躍。2014年8月、福岡市中央区渡辺通に「Chinese Kitchen 真心-sin sin-」をオープンした。

 

——原田さんが食の世界を志したきっかけを教えてください。
子どもの頃から自分でご飯を作ったりしていたので、料理は身近な存在でした。私が高校を卒業する頃、ナカムラの校舎が現在の福岡市中央区平尾に移ってきたんです。実はすぐ隣が実家でして、「近いし行ってみようかな」という軽い気持ちでナカムラへの進学を決めました。入学の動機こそ軽い気持ちではありましたが、中華を学んでいくうちに、その奥深さや楽しさに気づき、どんどんのめり込んでいきましたね。
 
——在学中から中華の道へ進もうと考えていましたか?
はい。実は中華へ進むことを決めたのも、「和食や洋食よりも簡単そう」という軽い気持ちでした。けれど、のめり込めばのめり込むほど、簡単そうに見えてとても難しいということに気づきましたね。たとえば、オーソドックスな「エビのチリソース炒め」も、どうすれば誰よりも美味しくつくれるようになるのかを追求するわけですが、その行程はとても大変で。若い時は簡単に考え過ぎていたなと思いますね。
 
——卒業後はどのようなキャリアを築いてこられたのでしょうか。
学生時代の校外実習でホテル日航福岡の「鴻臚」に入らせていただきました。その後、就職したので足掛け10年以上、お世話になりましたね。そのほかにも、路面店や百貨店内の中華料理店で副料理長や料理長を務めさせていただきました。
 
——「真心 sin sin」は、どのようなお店ですか?
ホテルなどで学んだ料理をリーズナブルに楽しんでいただけるお店にしたいと考えていました。中華の世界に入って20年以上経ちます。そのほとんどは広東系でしたが、現在は広東をベースに四川や上海の技法を取り入れています。メニューもマニアックにし過ぎることなく、来てくださるお客様が好まれる料理を意識して作っています。大切にしているのは、それぞれの食材をいちばん美味しい状態で提供すること。食材は毎朝市場に出かけ、自分の目で見極めています。また、組織ではなく、自分一人の腕で勝負したいという想いがあったので、自分の目が届く範囲のこぢんまりしたお店にしました。なので、お客様が年配の方だった場合は、ひとつまみの塩を減らすなど、お客様の年齢層や様子を見ながら、味付けを柔軟に変えたりもしています。
 
——最後に。今後について教えてください。
アラカルトもコースもありますが、コースを楽しんでいただけるお店にしていきたいと考えています。コースは前菜からデザートまで9品前後で構成しており、さまざまな料理を楽しんでいただきたいですね。料理人は自分だけですので人件費はかかりませんし、その分、食材に当てることができます。他店には負けないコストパフォーマンスで、ホテルのような繊細な味付けのコースを楽しんでいただきたいですね。
 
——ありがとうございました。

 

私は料理長になることは料理人生の過程で、オーナーシェフになることを目標にしていました。目標に向かって何をすべきかを考えることはとても大切だと思います。とはいえ、途中で挫折してしまうこともあるでしょう。それでも、作業人になるのではなく、料理人としての楽しさを見つけることができれば、続けていくことができるはずです。頑張ってください。

 

 

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