JR海老津駅前から、複合施設「岡垣サンリーアイ」の近くに移転したのは2022年7月のこと。「移転前は父のお店という感覚でしたが、移転後は自分のお店ができたという感覚ですね」と、オーナーシェフの河原徹さんは言う。1994年、父・清光さんがオープンした「ハイデルベルグ」は、地域に根ざした店づくりで親しまれてきた地元密着型の店。「父は常々『地元から愛される店でありたい』と言っていました。その思いを守り続けたいと思う一方で、お客様のニーズに応えながら常に進化させていきたいと考えています」と、河原さん。ショーケースには定番から季節のフルーツを使ったものまで約30種の生菓子が並び、焼き菓子も約40種を揃える。