店舗紹介 Locations

エヌプラス > 店舗紹介 > comodo(コモド) > インタビュー

comodo(コモド)

ナカムラの卒業生2人がタッグを組み、2023年1月にスペイン料理専門店をオープン。カフェのようなカジュアルな空間で、パエリアを中心に本格的なスペイン料理が味わえる。

中央区 その他

平均予算:昼3300円〜、夜4000〜6000円

  • #スペイン料理
  • #渡辺通
持永 賢二

平成23(2011)年/調理師科2年コース

持永 賢二 氏シェフ

1990年、福岡県生まれ。ナカムラを卒業後、「オステリア・トト」(福岡)へ。その後上京し、友人と食べた「サル・イ・アモール」(東京)の味に感動。「サル・イ・アモール」に入り、姉妹店の「アロセリア・ラ・パンサ」(東京)を経て地元・福岡に戻る。「バル エスパニョール ラ・ボデガ」で出合った田中義基さんと独立を決意。2023年1月に『comodo』をオープンした。

 

――料理人を志したきっかけを教えてください。
子どもの頃からモノづくりが好きで、図工などが得意でした。高校卒業後の進路を考えていたところ、両親から手に職をつけた方がいいとアドバイスされたんです。美容師もいいかななどと考えていましたが、友人が料理学校へ進学すると言っていたことに影響されて、調理の学校へ進むことにしました。
 
――ナカムラを選んだ理由は?
歴史があって就職率も良く、高校の先生からも薦められましたね。福岡の調理学校といえばナカムラという印象がありました。
 

 

 

持永さん(左)とオーナーの田中さん(右)
――学生時代で印象に残っていることを教えてください。
2年生のときに、当時仲が良かった4人で文化祭や体育祭の運営をする実行委員になりました。彼らと一緒にいろんなことに取り組んだことは思い出深いですね。私は福岡ですが、ほかの3人は東京・神戸・長崎で、今も料理人として頑張っているんです。私にとって彼らと出会えたことが大きく、今も料理人として頑張れているのも、彼らのおかげだと思っています。
 
――卒業後はどちらで学ばれましたか?
イタリア料理店「オステリア・トト」に就職し、3年ほどお世話になりました。とても厳しいシェフでしたが、学ぶことが多かったですね。その後、上京し、イタリア料理店で働き始めましたが、友人とプライベートで代官山のスペイン料理店「サル・イ・アモール」へ食事に行き、感銘を受けたんです。このスタイルは福岡に持ち帰り、自分がやりたい!と考え、「サル・イ・アモール」へ移り、系列店の「アロセリア・ラ・パンサ」と合わせて3年ほど修業させていただきました。その後は、スペイン・バルセロナのお店を1ヶ月ほど手伝わせていただき、29歳のときに福岡へ。博多駅のくうてんに「バル エスパニョール ラ・ボデガ」の開業のタイミングで入社し、『comodo』 のオーナーである田中義基さん(2006年卒業)と出会いました。
 
――田中オーナーとはどのような関係なのでしょう?
一緒に働いたのは1年ほどでしたが、その後も交流は続いていました。コロナ禍になり、仕事への情熱も続かなくなっていて、料理の世界から離れようかと考えたりもしましたが、田中さんから「これまでやってきたことがもったいないから一緒に店しようよ」と言ってもらったんです。気にかけてくれる人がいたことが嬉しくて、このお店を開くことにしました。
 
――『comodo』はどのようなお店ですか?
修業したお店はアロセリア(米料理専門店)でしたし、福岡はうどん居酒屋という文化があって、炭水化物と居酒屋が共存していることに馴染みがあると考え、パエリアとバルを気軽に楽しめるお店をコンセプトにしていいます。コテコテのスペインバルの料理というよりも、バル以上カフェ未満のカジュアルなお店をイメージして空間なども考えました。
 
――今後の展望を教えてください。
このお店を有名にしたいと思いますね。スペイン料理をメジャーにしたいですし、飲食のみならず農業などにも取り組んでみたいとも考えています。食にまつわることをやって、自分の幅を拡げていきたいですね。
 
——ありがとうございました。

 

料理は勉強して経験を重ねれば誰でも上手にできるようになります。それだけでなく、トレンドや芸術などに視野を拡げて、自分の引き出しを増やしていくことが大切だと思いますね。また、学生時代は学生生活を楽しみながら、いい仲間を見つけることが、将来的にいい方向に繋がると思います。頑張ってください。


 

 

 

pagetop