店舗紹介 Locations

エヌプラス > 店舗紹介 > patisserie Himawari(パティスリー ヒマワリ) > インタビュー

patisserie Himawari(パティスリー ヒマワリ)

2019年4月、念願だった地元・宮若市にオープン。明るく広々とした店内には、近所の農園のフルーツや地黄卵など、地元の食材を使ったケーキや焼菓子が並ぶ。ガラス越しにケーキを作っている様子が見えるのも楽しい。

九州 スイーツ・カフェ
  • #宮若市
  • #女性シェフ
権藤芳美

平成19(2007)年/製菓技術科(2年)

権藤芳美 氏オーナーシェフ

1988年、福岡県宮若市出身。学生時代はソフトボールに熱中し、高校卒業後はパティシエをめざしナカムラに入学する。卒業後は宗像市の「スイーツアトリエCocoro」に就職。10年間の修業期間を経て2019年4月、地元である宮若市に『patisserie Himawari』をオープン。

 


 
――パティシエを志したきっかけを教えてください。
幼いときはコックさんに憧れていたし、お菓子を作ることも好きでした。学生時代はソフトボールに熱中していましたが、進路を決めるときに姉から「パティシエとかいいやん」って言われたことがきっかけで、パティシエをめざすようになりました。

――ナカムラを選んだ理由は?
姉が中村学園大学短期大学部に通っていたので“ナカムラ”は身近な存在でした。また、いろんな専門学校のオープンキャンパスなどに行った中でナカムラがいちばんしっかりしていて、厳しそうだけど社会に出るにあたって大切なことを教えてくれそうだと感じたことが大きかったですね。
 
――学生時代で印象に残っていることを教えてください。
卒業制作展で来場者投票1位に選ばれたことです。4人でチームを組み約2ヶ月間作品づくりに熱中しました。卒業前で授業もなかった時期でしたが、毎日学校に行っていましたし、大変だったけれど凄く楽しかったことを覚えています。
 
――卒業後の進路を教えてください?
地元の宮若市から通える範囲で探していたところ、ナカムラの先生から紹介していただき、宗像市の「スイーツアトリエCocoro」に就職しました。卒業前にも研修に通わせていただき、お店の雰囲気も好きでしたし、シェフの考え方にも感銘を受けたので、ココで学びたいと思ったんです。「こんなお店がつくりたい」という目標ができ、全てを吸収するつもりで10年間学ばせていただきました。
 
――『パティスリーヒマワリ』はどのようなお店ですか?
地域に根ざし、お客様との距離が近いお店をつくりたいと考えました。ケーキ屋さんって少し敷居が高いと感じる人も多いと思いますが、ココは気軽にふらりと立ち寄ってケーキや焼菓子を買って帰れるような雰囲気や価格帯を意識しています。近くの農家さんから届くブドウやイチゴなどのフルーツや、子どもの頃から食べていた地黄卵など、できるだけ地元の素材を使いたいと思っています。
 
――最後に。今後の展望を教えてください。
宮若周辺にはケーキやさんが少なく、子どもから年配の方までお客様のさまざまなニーズに応えられるようなお店でありたいですね。目標は「宮若といえばヒマワリさんだよね」と言われる存在になること。長く続くお店であるためにも、働き方改革にも取り組みながら、今よりも自分の時間を確保していきたいと思っています。
 
——ありがとうございました。

 

私自身、修業時代はいろんな壁にぶつかりましたが、「自分のお店を持つ」という明確な目標があったからこそ、踏ん張ることができました。ケーキ屋さんは人を幸せにできる仕事だと思います。多くの人に幸せを分け与えられるようなパティシエを目指してください。

pagetop