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鮨 菜とい

JR筑肥線「周船寺」駅より徒歩4分。住宅街の中にひっそりと佇む寿司店。店主・森孝裕さんは福岡市内で10年以上、和食や寿司に向き合い、2023年3月に『鮨 菜とい』をオープンさせた。すぐ近くには食材豊かな糸島があり、その糸島を中心とした食材を厳選し、季節を感じられる寿司や和食を楽しませてくれる。

西区 和食
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森 孝裕

平成19(2007)年/調理師科2年コース

森 孝裕 氏店主

1986年、福岡県筑紫野市出身。高校生まで野球に打ち込む一方、飲食店でのアルバイトをきっかけにナカムラへ進学。卒業後は老舗日本料理店「てら岡」に入社し、約4年間修業に励む。その後、鮨の名店「やま中」へ移り、約12年在籍。退職前の2年半はホテルニューオータニ博多店で店長を務め、2023年3月、『鮨 菜とい』を開業した。

 

――料理人を志したきっかけを教えてください。
家業が鮮魚店を営んでいて、高校生の頃から飲食店でアルバイトをしていましたので、料理人になるというのは自然な流れでした。当初は大学進学も考えましたが、なぜ進学するのかの意味を見出すことができず、手に職をつけようと料理を学ぶための専門学校に進むことに決めました。
 
――ナカムラを選んだ理由は?
高校生のときのアルバイト先の先輩がナカムラに通っていたため、よく話は聞いていました。自宅から通える範囲で探していたところ、福岡ではダントツにカリキュラムや環境が整っていて卒業生の実績もあったので、ナカムラ一択でした。
  
――卒業後の進路を教えてください。
京都で和食を学びたいと思いましたが、先生から「結局戻ってくるつもりなんだったら行ってもしょうがないよ」とアドバイスされ、先生の紹介で福岡の「てら岡」に入社しました。4年ほど在籍し、結婚もして子どもも生まれていたので、家族を養っていくためにもワンランク上のところで学びたいと退職。再び先生に相談すると、「やま中」を紹介していただき、トータル12年ほど在籍しました。退職するまでの2年半は、ホテルニューオータニ博多店で店長を勤めました。
 
――『鮨 菜とい』はどのようなお店ですか?
長年、福岡市の中心部で働いていましたが、中心部への魅力が感じられず、郊外でお店をしたいと考えていました。糸島に住んでいたので、糸島を盛り上げたいという想いもあったため、糸島に近いこの場所を選びました。食材や調味料は糸島のものから厳選。シャリは雷山で育った米を、雷山の湧き水で炊き、その土地ならではの旨み、一体感を感じていただけるよう仕上げています。目の前で料理をつくる様子を眺められるカウンター席のほか、半個室のテーブル席もあり、ランチ、ディナーともにさまざまなシーンでご利用いただいています。
 
――最後に。今後の展望を教えてください。
オープンからまだ間もないお店ですが、前職時代のお客様をはじめ、周船寺まで足を運んでくださる方も増えてきました。これからも、ここ周船寺までわざわざ足を運んでいただけるよう、お客様に満足していただけるよう努めていきたいと思っています。
 
——ありがとうございました。

在校生の皆さんは、今学べるものは学んでおいた方がいいと伝えたいです。現場に入ってしまうと目の前のことに追われてしまいます。学生のうちは学生らしく、しっかり勉強しておきましょう。特に座学は大切です。また、「食」を好きになることも重要です。ジャンル問わず「食」を好きになっていれば、困難なことがあっても辛抱し乗り越えることができます。続けていくことで道が拓けると信じて、頑張ってください。

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