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ひら田

唐津市中心部、旧城下町の一角に佇む日本料理店。「美山荘」(京都)や「さ乃」(福岡・朝倉市)などで研鑽を重ねた平田智隼さんが、ご夫婦で営む。地元の山海の恵みを用い、季節感と茶の湯の精神を大切にした料理を提案する。

九州 和食

平均予算:昼8000円、夜10000〜15000円

  • #唐津
  • #佐賀県
お椀

日本料理店において“店の顔”ともいえる椀物。季節の食材を楽しむ一品だが、取材時に供されたのは、足赤海老と生姜の葛寄せ豆腐を据えたもの。なめらかな葛豆腐にすりおろした生姜を添え、香りと食感の余韻を重ねている。鰹と昆布をベースにした出汁は、香り高くすっきりとした味わい。器は魯山人が意匠を考案したとされる日月椀。金と銀を貼り、陰陽を表すその佇まいに、茶の湯の精神が垣間見える。

鯛の道明寺蒸し

蒸したもち米を乾燥・粗挽きした“道明寺”で鯛の身を包み、桜の葉でくるんで蒸し上げた一品。まるで桜餅を思わせる見た目で、ほのかな桜の香りが漂い、鯛の上品な旨みと重なり合う。使用する鯛は、地元・唐津で水揚げされたもの。素材の力を引き出し、春の訪れを感じさせる、季節の趣が薫るひと皿。

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