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ぐー・ちょき・ぱん

幼い頃から親しみのある町に念願の店をオープン。得意のプレッツェルや体に優しい有機野菜などを中心に使った色とりどりの惣菜パンにリピーター続出!

九州 パン
  • #パン
  • #女性シェフ
藤 泰帆

平成26(2014)年卒業/製菓衛生師科(1年)

藤 泰帆 氏店主

高校卒業後に専門学校をめざすも、周囲との話し合いで大学に進学。管理栄養士の資格を取得し、就職活動を進めるが、自分のやりたい仕事は小さい頃から憧れていたパティシエだと再認識し、中村調理製菓専門学校の製菓衛生師科(1年)へ。福岡で有名な「サイラー」に3年半務めた後、約1年間はイベント出店やオーダーを受けなが開業準備を行なう。2018年4月、農家を営む祖父母の倉庫があった場所をリニューアルし、自身の店をオープン。

――ナカムラを志望したきっかけを教えてください。
もともと高校を卒業したら専門学校に進学したいと考えていましたが、周囲から大学を勧められ、大学で管理栄養士の資格を取得しました。一度は就職活動しましたが、就職したい企業が見つからなくて…。小さい頃からパティシエに憧れていた私は、つくるのも食べるのも大好き。結局、そこにしか興味がありませんでした(笑)。
 
――在学中の1年間はいかがでしたか?
あっという間でしたが、社会人になった時、就職先で器具の使い方や作業効率など、現場で通用する基本動作をしっかり学べていたことに気づきました。また、私と同じタイミングで独立を考える同級生と一緒にそれぞれアイデアを出し合って準備を進めるなど、同じ境遇だからこそ分かり合える友人に出会えたのもナカムラのおかげです。
 
――それは心強いですね。藤さんのお店の特徴を教えてください。
住宅街にあり、お客様の年齢層は本当に幅広いんですよ。ご年配の方からお子様連れの方まで誰でも食べていただけるようやわらかめのパンを中心に焼いています。小麦は国産オンリー。農家を営む祖父母の畑で採れた野菜や近所で育った野菜をふんだんに使うなど、地産地消のパンづくりを心がけています。

――住宅街の中の環境はいかがですか?
最初はテナントを探していましたが、いい物件を見つけることができませんでした。目立たない場所ですが、ここは家族が農機具などを置いていた場所。ご近所の方とも顔馴染みですし、地域に密着しながら自分のできる範囲でこぢんまり続けていきたいと考えました。

 

――「ぐー・ちょき・ぱん」という名前も可愛らしいですね。
ありがとうございます(笑)。お店で月に1回じゃんけん大会をするんですよ。じゃんけんで勝ったお客様にクーポン券をお渡ししています。

――自分なりの店づくりを描くきっかけは何かありましたか?
以前の職場では、店の裏側でパンを焼いてばかりいたので、お客様との接点がありませんでした。見えない相手にパンを焼いている感覚があったので、自分の店ではもっとお客様と話したり、地域の方と接点を持ちながら楽しく仕事したいと考えていました。そこから新しいパンのアイデアが生まれたり、イベント出店の機会をいただけたりするので、今は楽しく仕事できています。
 
――あらためて目標に掲げるのは?
場所的にもまだ知られていないので、もっと地域に密着して多くのお客様に出会いたいと思います。待ちの姿勢では認知していただけないので、自分から積極的にいろいろなことに関わりたいですね。そして、人から人へ伝わっていくような店になりたいと思っています。
 
——ありがとうございました。

 

衛生師コースは1年という短い期間だからこそ、先生方の教えをしっかり学んでください。時間制限があるテストでは、作業効率まで身につきますし、グループワークでみんなと話し合い、試行錯誤しながら成果につなげた経験が仕事現場で生かされるので、まずは基本を学ぶことを大切にして欲しいと思います。

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