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“アシェットデセール”に魅せられて。福岡が世界に誇る名店で、素材の香りと食感を味わう贅沢なひとときを。
昭和58(1983)年/調理師科1年コース
大塚 良成 氏オーナーシェフ
フランス料理のシェフをめざしていた頃に出合った “アシェットデセール”に心奪われ、パティシエの道へ。福岡や東京の洋菓子店で修業を積み、本場フランスで修行したいとアルザス地方にある「ジャック」で約2年7カ月に渡り、ジェラール・バンヌワルト氏に師事。帰国後は、仙台や福岡でオーナーとともに店舗の立ち上げから携わり、製菓長として手腕を発揮。1995年に「パティスリージャック」をオープン。世界中のパティシエがめざす「ルレ・デセール協会」所属メンバーとして注目を集める存在。
――料理人をめざしたきっかけは?
ナカムラでの授業中、「将来、自分でお店をしたい、独立したいと思う人は?」と尋ねたことがあります。結果は、クラスの10分の1の人が手を挙げたくらい。他の人は何をしたいのか尋ねると、数名はホテルで働きたいと希望していましたが、それ以外の人は返事もありませんでした。とはいえ、決して安くない授業料を払い、次のステップのために投資をしているのですから、もっと貪欲に学んで欲しいというのが私の本音です。人生は後戻りできませんし、今この瞬間に意識を高く行動していれば、習得できることは数多くあります。私の授業の中でも、学生さんに多くのヒントや将来に役立つことを教えたいと取り組んでいるので、ぜひ吸収して欲しいですね。そして、繰り返しになりますが、自分の目的だけのために頑張るのではなく、人から「ありがとう」と感謝される日々を意識して過ごして欲しいと思います。