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Bistro Shun(ビストロ シュン)

福岡市早良区 地下鉄野芥駅のすぐ近く。地元客を中心に幅広い世代から支持を集めるビストロ。気負わず気軽に利用してほしいと、素材を活かしたやさしい味わいの料理を提案する。お弁当やオードブル、洋風おせちなどにも取り組んでおり、自宅でも本格的なフランス料理を楽しめると喜ばれている。

早良区 イタリアン・フレンチ

平均予算:昼1,000円〜、夜2,000円〜

  • #フランス料理
大江 俊二

平成元(1989)年卒業/調理師科1年コース

大江 俊二 氏オーナーシェフ

1969年生まれ、福岡県出身。高校を卒業後、中村調理製菓専門学校へ。卒業後は福岡市内の老舗フランス料理店「暖家」に入社し、14年間の勤務後、2001年1月に料理長に就任。5年後、「もっと身近にお客様と接したい」と考え、2007年12月、「ビストロシュン139」を開業。2009年4月に、店名を『ビストロシュン』に改め、現在の場所に移転オープン。

 

——大江さんが食の世界を志したきっかけを教えてください。
高校を卒業するにあたって、進路を考えたとき、初めて料理人という仕事を意識しました。というのも、子どもの頃からこれになりたい!というものもなく、かといって勉強が好きなわけではなかったので、大学に進学することもイメージできませんでした。そんなある日、祖母がテレビに出演している料理人を見て、「こんな風になれば?」と言ったんです。そこで初めて、料理人になるということを考え、ナカムラに進学することに決めました。
 
——フランス料理の道に進もうと思った理由は?
当時、フランス料理は憧れの存在でした。料理の道に進むことを決めたので、せっかくだったら上を目指したいという気持ちが強かったですね。
 
——卒業後はどのような経験を積まれたのでしょうか。
今はもう閉店してしまったのですが、渡辺通にあった老舗のフランス料理店「暖家」で経験を積ませていただきました。14年ほど勤務後、2002年1月に料理長に就任。5年間、料理長として経験を積ませていただき、もっと身近にお客様と接したいとの想いで、2007年12月、福岡市西区福重に「ビストロシュン139」を開業。2009年4月に、店名を『ビストロシュン』に改め、現在の場所に移転オープンしました。
 
——『ビストロシュン』はどのようなお店なのでしょうか。
フランス料理店での経験を生かし、一つひとつ手づくりをして、健康で安心・安全、心温まる料理とサービスを提供したいと考えています。フランス料理と聞くとかしこまった印象を持たれがちですが、気負わず気軽に楽しんでいただきたいと考えており、ビストロというスタイルのお店にしました。場所柄、糸島などの産地も近いため、週に一度は直売所などをめぐり、旬の食材を仕入れています。お客様は次元の方が多いですね。年配のお客様やご家族連れの方もいらっしゃいますので、素材を生かしたやさしい味わいを心がけています。小学生だったお子さんが結婚の報告に来てくれるなど、長く続けているからこその喜びもあります。また、外食が難しい方に向けては、お弁当やオードブル、洋風おせちなどもご提供させていただいています。さまざまなシーンで本格的なフランス料理を楽しんでいただけると嬉しいですね。
 
——最後に。今後について教えてください。
夫婦2人で切り盛りしているお店です。私も50歳を過ぎましたし、2人がちょうどいいと感じるようになりました。「ビストロシュン」に関しては、これからも2人でできる範囲で長く続けていきたいと思います。一方で、後身を育成したいという想いもあり、若手が活躍できる環境を整え、2店舗目をオープンできたらと考えています。
 
——ありがとうございました。
 

料理人というのは、人に喜んでいただける素晴らしい仕事です。お客様は「美味しいものを食べて幸せになりたい」とお店に来てくださり、その想いに応えることができる最高の仕事だと感じています。勉強すればするほど、お客様に喜んでいただくことができます。料理のことはもちろん、人として多くのことを学び、成長してください。

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