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日本料理から酒の肴、〆まで、さまざまに味わえる店。店主の許山直樹さんは、日本料理の店や鮮魚店直営の海鮮居酒屋など、さまざまな経験を重ね、2020年6月、この店を開いた。“どんどん”とは店主のあだ名。どんぶりをキーワードに食のさまざまな楽しみ方を提案している。
平均予算:昼800円〜、夜3500円程度
平成13(2001)年/調理師科2年コース
許山 直樹 氏店主
1978年生まれ、福岡県北九州市出身。目標もなく大学に進学したもののアルバイトで飲食に携わり、中退してナカムラへ。本格的な割烹料理店からカジュアルな居酒屋まで、さまざまな経験を重ね、2020年6月に「どんぶり酒場どんどん」をオープン。
――許山さんが料理人を志したきっかけは?
両親が共働きだったので、子どもの頃から料理をすることが好きでした。高校を卒業後、大学へ進学したものの、目標もなく通っていたときにアルバイトで飲食業界へ。面白くなって、大学を中退し、自分で入学金などを貯めてナカムラに入学しました。
――ナカムラを選んだ理由は?
北九州出身なので、福岡の大きな学校へ行こうと考えました。規模が大きい方がいろんな人がいると思ったんです。
――学生時代の思い出は?
ファンキーな先生が多かったですね。入学当初はイタリア料理がしたいと思っていたのですが、学生のうちにいろんな経験をしたいと思っていたときに、日本料理の先生から「最初くらいは日本料理のお店で研修しておいで」とアドバイスされ、行ってみたところ面白くなって、研修後もアルバイトをさせていただきました。
――日本料理のどんなところに魅力を感じましたか?
一つひとつの仕事が丁寧だし、背景があることが面白いと感じました。また、料理を通して日本文化を学べることも魅力でしたね。
――卒業後の進路を教えてください。
アルバイト先の隣の料亭の大将にかわいがっていただいていて、弟子のお店を紹介いただき、4年ちょっと修業しました。その後は居酒屋や海鮮居酒屋などで研鑽を重ね、30歳になったので独立を考えるようになりました。独立する前にもう少しちゃんと日本料理をしたいと考え先生に相談に行ったところ、京懐石のお店を紹介してくださり、その後はうどん店や寿司・懐石のお店、鮮魚店直営の海鮮居酒屋を経て、2020年6月に「どんぶり 酒場どんどん」をオープンさせました。
――「どんぶり 酒場どんどん」はどのようなお店ですか?
コース料理で会食をしている隣で、ファミリーがアラカルトを食べている――さまざまなシーンで使える空間にしたいと思っていました。ふぐ調理師免許も持っていますし、仕出しの経験もありますので、それらの経験を生かした食の楽しみ方を提案していきたいです。
――ありがとうございました。
ナカムラを卒業してからも、先生たちも繋がっているのでいつも応援してくれています。言い方は悪いかもしれないですけど、学校をもっと利用したらいいと思いますね。料理だけでなく、学校生活のちょっとしたことでも真剣に取り組んでいれば、必ず役に立つときがくると思います。頑張ってください。