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鉄板焼きeins

ドイツで修業した三浦杏奈さんが腕を振るう鉄板焼きレストラン。福岡市の中心・天神のビルの地下にあり、街の喧騒を忘れゆっくり食事を楽しむことができる。アラカルトやコース、ランチ(月〜金曜)もあり、さまざまなシーンで重宝する。

中央区 洋食

平均予算:ランチ1200円、ディナー5000円

  • #鉄板焼
  • #肉料理
  • #天神
  • #ランチ
三浦 杏奈

平成20(2008)年/調理師科2年コース

三浦 杏奈 氏オーナーシェフ

1988年、福岡県生まれ。料理好きな祖母と母の影響で自然と料理の世界を志す。ナカムラ卒業後は、ホテル日航デュッセルドルフへ。鉄板焼き部門に配属され、お客様の前で焼き、会話をすることの面白さを知る。約3年後に帰国し、「福岡なだ万」で板前修業をスタート。2013年9月、「鉄板焼きeins」をオープンする。

 

――三浦さんが料理人を志した理由は?
母や祖母が料理好きで子どもの頃から手伝っていました。3歳くらいのときにパンの生地をこねている写真が残っています。自ずと料理の世界をめざすようになりましたが、ナカムラに入学してからは、さらにのめり込みましたね。

――それはどんなことがきっかけでしたか?
和食の飾り切りの美しさに魅了され、和食へ進もうと思うようになりました。

――学生時代の思い出はありますか?
あるコンクールの全国大会に出場したことです。むちゃくちゃ熱が入って自主練習もして。今思えば青春でした。大根の桂剥きをし過ぎて自宅の冷蔵庫が大根のつまだらけになったりもしたものです。先生方がいろんなことを教えてくださいましたし、どの先生も熱心だったことを覚えています。

――卒業後のキャリアを教えてください。
ドイツのホテル・ニッコー・デュッセルドルフに就職しました。海外に住んでみたいという思いもありましたが、当時は海外で和食がブームになっていて。海外で和食がどのように食されているのかを見てみたかったんです。ドイツへ行く前は、和食=寿司・天ぷらというイメージでしたが、海外では鉄板焼も含まれていることに驚きました。日系のホテルには寿司や天ぷらのお店とともに鉄板焼きのお店もあり、私は鉄板焼きの方に配属になりました。最初は「和食」を勉強しに来たのに…と思っていたけれど、毎日、焼く練習をしていたらどんどんのめり込んでいって。何よりお客様の前で焼くこと、話すことがとても楽しくなっていました。

――帰国後はどうされたのでしょうか?
日本に帰ったら改めて日本料理を学ぼうと思っていたので、当時はグランド ハイアット 福岡にあった「なだ万」に入り、板前修業をしました。2年ほど修業していたのですが、やっぱりお客様と直接会話をする鉄板焼きが好き!と思って、2013年9月に『eins』をオープンさせました。

――『eins』はどのようなお店ですか?
個人的に佐賀牛が大好きで、佐賀牛を気軽に味わってほしいと価格をリーズナブルに設定しています。また、ノイシュヴァンシュタイン城やベルリンドムなど、ドイツの風景にインスパイヤーされた料理もあります。福岡市の中心・天神は賑やかなイメージですが、ココは地下にありレンガも床もヨーロッパから輸入したものを使っていて、ヨーロッパの雰囲気の中でゆっくりと食事をお楽しみいただけます。

――ありがとうございました。

 

若いときは好きなことの吸収力が凄いと思います。だからこそ、その時期にいろんなことに触れて経験しておくことが、とても大切だと思います。最近はお店での食事の提供だけでなく、テイクアウトやソースの販売などを始めましたが、学校の授業で学んでいたことが役に立ちました。あの頃はこんなこと役に立つのだろうかと疑問に思ったこともありましたが、今では勉強しておいてよかった!と思います。私は和食を学ぼうとドイツへ行き、そこで出会った鉄板焼きにハマって、この店をオープンしました。さまざまな出会いがあり、そこから道が拓けます。どんなことにも興味を持ち、好きなこと、楽しいことを見つけていけばいいのではないでしょうか。頑張ってください。


 

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