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福岡市の住宅地に佇む白を基調としたスイーツショップ。子どもの頃からお菓子づくりに親しんできた永戸真理子さんは、フルーツが大好き。ショーケースには定番から旬のフルーツを使ったものまで、常時20種のケーキが並ぶ。オープンは2019年11月。求肥(ぎゅうひ)を使ったものもあり、年配の方や男性など、幅広い層のファンも多い。
平均予算:2000円
平成15(2003)年/製菓技術科(2年)
永戸真理子 氏オーナーパティシエ
1982年生まれ、福岡県北九州市出身。子どもの頃からお菓子づくりが好きで、漠然とパティシエになりたいと思っていたそう。地元にはお菓子に特化した学校が少なく、オープンキャンパスに参加したナカムラに進学。卒業後は小倉のスイーツショップ「メリメロ」(2018年に閉店)に就職。15年間勤め、最後の5年間は店長として活躍した。2019年11月、「marin valipala」をオープン。
子どもの頃からお菓子づくりが大好きで、漠然とパティシエになりたいと思っていました。高校を卒業するにあたって進学先を選ぶことになったのですが、姉の友人がナカムラの卒業生だったこともあって、ナカムラの存在を知ったのです。当時、地元の北九州には製菓に特化した学校がなかったんですよね。オープンキャンパスに参加して、体験授業などもあり楽しかったことを覚えています。
――学生時代の思い出は?
真面目な学生ではありませんでしたし、先生方も独立して自分のお店を持つとは思っていなかったと思います。ただ、学園祭(中村祭)や運動会などのイベントごとは一生懸命取り組んでいました。
―卒業後のキャリアを教えてください。
小倉の「メリメロ」に15年勤めました。2018年に惜しまれながら閉店したのですが、最後の5年間は店長を任せていただきました。さて、この先どうしようと考えていたときに、ナカムラの同級生だった熊埜御堂令那さんが「くまのみ堂焼菓子店」をオープンさせたと聞き遊びに行きました。女性ひとりでお店をすることのイメージが湧いてきて、お金のことなども親切に教えてくれたことも、背中を押してくれましたね。
―どんなケーキを作っていますか?
果物が好きなので、ちょっといい果物を使うようにしています。生クリームは九州産で、バターは国産。材料にはこだわっています。また、お店の界隈は年配の方も多いので、“ザ・フランス菓子”というよりも、一度に2、3個食べられる軽い食感を意識しています。
―今後の展望を教えてください。
地域に愛され続けるお店でありたいと思います。お子様連れのお客様も多く、子どもさんの成長を見られるのも嬉しいですね。
卒業後も技術を学び続けることはできます。学生時代は友人や先生などと人との繋がりを築いてください。その繋がりがいずれ役に立ちます。今は学生生活を楽しんだらいいと思います。