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焼き鳥の軍ぞう

清潔感あふれる空間、細部にまでこだわった味わい、見た目の美しさなどもあり、女性客からの支持を集めるお店。自然派ワインや日本酒も充実しており、デートや女子会などさまざまなシーンで活躍する。

中央区 居酒屋

平均予算:4,000〜5,000円

  • #焼鳥
江藤 陽一

平成10(1998)年卒業/調理師科2年コース

江藤 陽一 氏店主

1976年生まれ、福岡県筑紫野市出身。高校時代のアルバイトがきっかけで飲食業界を志す。ナカムラ卒業後は日本料理店に就職したものの1年で退職。1年間、飲食業を離れオーストラリアでワーキングホリデーを経験する。帰国後、地元・筑紫野市の焼鳥店で働き始め、27歳のときに「焼とりの八兵衛」の門を叩く。さまざまな経験を経て2011年7月、『焼き鳥の軍ぞう』を開業。

 

——江藤さんが料理人を志したきっかけを教えてください。
高校時代に飲食店でアルバイトをしたことがきっかけで飲食業界に興味を持ちました。福岡で料理を学ぶならナカムラ一択でしたね。入学当初、高校生の延長で通っていたら自分が甘いなと感じました。ナカムラで社会人になることの厳しさも学ばせていただきました。
 
——卒業後はどのようなキャリアを築いてこられたのでしょう。
福岡の日本料理店に就職させていただいたのですが、1年で退職してしまいました。それから1年、ワーホリでオーストラリアへ行ったんです。帰国後、筑紫野市の焼鳥店で働き始め、もっと焼鳥を極めたいと「焼とりの八兵衛」へ。5年ほど学ばせていただいた後、『軍ぞう』をオープンさせました。
 
——福岡には『焼とりの八兵衛』さんご出身の焼鳥店が多く、どのお店も人気ですね。
はい。「八兵衛」出身のメンバーとは今でも繋がりが強いんですよ。みんなとても意識が高くてついていくのが精一杯でした。大将(八島且典氏)からも、本当に多くのことを学ばせていただきました。あの頃の先輩、仲間がいたから、独立して自分の店を持つことができたと思いますね。
 
——ナカムラのすぐ近くにありますが、何か理由はあるのでしょうか。
最初は薬院界隈から探し始めたのですが、思っていたような物件に出会えずにいたんです。この物件は新築のスケルトンで、自分がイメージしていたお店の姿が想像できたんですよね。学生時代を過ごした街で土地勘もありましたし、人通りがあることはわかっていたので、この場所に決めました。
 
——『軍ぞう』はどのようなお店ですか?
焼鳥店って、カウンターで焼酎ボトルを飲んでいるイメージでしたが、女性同士でワインや日本酒とともに焼鳥を楽しんでいただけるお店にしたいと思いました。焼鳥は奇をてらうことなく、シンプルに素材の美味しさを楽しんでいただくスタイルです。鶏は傷むのが早いので、その日仕入れた鶏をその日のうちに串に刺し、その日のうちに食べていただいています。また、味はもちろん、お客様に対する気遣いを大切にしています。
 
——今後の展望について教えてください。
飲食で働く人たちの環境を整えたいと考えています。保育園と提携するなど、少しずつですが環境を整備しているところです。また、2017年に姉妹店「炭焼き はすの」をオープンさせましたが、現在は3店舗目のオープンに向けて、頑張っているところです。
 
——ありがとうございました。

 

飲食業をめざす人が減っていると聞きます。その状況って逆にチャンスだと思うんですよね。この世界は厳しいと言われますし、私自身も一時この世界を離れたこともありました。けれど、お客様と接することは本当に楽しい仕事なんです。最初は大変だと感じるかもしれませんが、将来のことを考えて踏ん張って頑張っていけば、自分の店を持ち、お客様に喜んでいただくことができるようになります。頑張ってください。


 
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